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ステーキのDQN（ドン）
ステーキのDQN どは、主にMJ研新メンバーを勧誘する、いわゆる新歓の時期に新一回生とよく行くファミリーレストランである。
ちなみに「ドン」ではなく「DQN(ドン)」と表記するのは、多くのサークルが新入生に食事を奢るために利用することに加えて、大学生になって髪の色やら化粧やらにやたらこだわり始めたDQNがよく居座っているためである。
お店の名誉のために言っておくが、もちろん昼・夕食時は家族連れで繁盛しているし、料理もおいしい（ガストより少し高めだが）。
ただ、毎年４月中は、夜の８時くらいから閉店までの時間は、空席が多いとはいえ大学生のグループが人目を気にせず大声で話しながら、晴れて大学生となった後輩たちの苦労話や経緯を根掘り葉掘りきくことにより親ぼくを深めているのである。
え？君も「ステーキのどん」でステーキをふるまって欲しいって？？じゃあまずはサークルにはいらないとね（・言・）怖
日ごろのサークル活動が終わり、先輩たちが最も輝く時間が始まる・・・
「何でも好きなもの頼んでいいよ」
日やバイトに明け暮れている勤労学生にとって、この一言は先輩として言ってみたいセリフであり、バイトを頑張る原動力にもなっているものである。
ちなみに、サークルメンバーみんなで新入生の食事代を割り勘するという裏事情は、先輩としての威厳が一気になくなるので秘密にしておきたい。
また、このカッコイイ一言を最初に言い出した人のお財布の負担が増えるわけでもなく、貧乏学生たちは周りの空気と経済事情と、新入生のキラキラした期待の目を見比べながら、
「食べたいもの食べて」という言葉を絞り出しているのである。
しかし、新入生とコミュニケーションをはかるには絶好の機会であるこの「アフター」では、新入生と、もとい、初対面の人と会話するというシチュエーションにあまり慣れていないためか、先輩のポンコツさが垣間見えることもある。
つまり、新歓の時期にはいろいろと問題が起こったり、メンバーの新たな一面が発覚したりするのである。
１つ例をあげるとすれば２０１５年度新２回生になったUである。
彼は「ハンバーグしゅういち」（2014年11月頃に誕生したあだ名）という二つ名を持っているためか、「ハンバーグのドン」ではなく、「ステーキのドン」と名乗っているファミレスが許せないのだ。
家族連れが多い夕飯時ピークを過ぎた後、そこには大騒ぎする大学生でごった返した店内に、おそらく新年度からアルバイトを始めたであろう不慣れなスタッフが右往左往するという気まずい空間が出来上がっている。
しかし彼は、店員を呼ぶボタン（【ピンポ～ン】と鳴るやつ）を押してたふりをして店員を大声で呼び寄せ、注文するとみせかけて
「あの、これ鳴らないんですけど、これ電池切れてるか、電池入ってないんじゃないですか？？」
といいながら、その場で【ピンポ～ン】【ピンぽ～ん】【うえぽ～ん】と、ボタンを連打する始末である。
そう、なにを隠そう、彼は紛れもなくクレーマーなのである。
本人の自覚はないようだが、彼は店員と話すとき
①口調がやたら丁寧
②基本早口
③相手の目（顔）を見ずに淡々と話す
④「彼」とか「彼女」という英文和訳さながらの不自然な三人称を使う
⑤肩幅が広い・・・etc.
といった点が顕著である。
この時、一回生は軒並み、Uへの敬意を失っていきながら、何かしらの問題（バカッターのようなふざけすぎる大学生等）に発展することを恐れて、震えあがっているのである。
そして、忘れてはならないのは、メンバーMのあだ名が「りっちー」決まったのも、この「ステーキのDQN」から始まったことである。
前述した、「何でも好きなもの頼んでいいよ」というセリフは決して嘘ではない！見栄である。
好き嫌いが比較的多いMは、ビーフシチュー＆チーズインハンバーグ 1,399円＋税とデザートを頼んだ。
優しい先輩からすれば、決して法外な値段ではないのだが、「りっちー」というあだ名の語源はもちろんrichである。
実際、彼の学部の友達が呼び始めたこのあだ名は、Mの名字の二文字目をもじって作られたものであり、
本人いわく、「個人的に気に入っている」そうだ。
いったい何がrichなのかと言うと、ビーフシチュー（これもお気に入り）にセットのパンを漬けて食べるという
ルイ山田５３世もビックリの、シャレオツな食事作法を庶民のファミレスで可能にしてしまったのである。
なんとも優雅なこの姿からrich→りっちー
というあだ名が定着したという説が有力である。
ちなみに、Mの友人は「律儀」→「りっちー」にしたということらしいが、そんな事情は知ったこっちゃない。
そして、2015年のまちかね祭のMJ研ステージでは、わざわざ観客側からりっちーに律儀に手を振っているりっちーぎなりっちーの友達が目撃されている。
しかし、本当にrichだったのは、りっちーではなく、同じく平成２７年度からMJ研に入ったYであった。
Yは、先輩である当時３回生のS（松崎しげる）に
「こういう時はもっと高いものを食べておくもの」
とそそのかされた。
それを真に受けたYは、熟成だったか、グリルだったか、リブだったか、チキングリルだったかを頼み
デザートを含め、３０００円超をペロッと平らげてしまったのだ。
もちろん、この日のためにバイトをしてきた先輩にとっては本望だが、
ステーキのDQNのグランドメニューのなかで the most expensiveを躊躇なく選んだYに対して
メンバー全員がその大器の片りんを感じたのであった。
また、このステーキのDQNでの食事では、なぜか滋賀県（民）【K,S,N】がバカにされたり、J犬とTを中心に大阪桐蔭トークで盛り上がったりするそうだが、それはまた別のお話。
関連項目
・ハンバーグ秀一
・りっちーよりrich
・ライス不人気説
・店員にステフィー？
・店員に爽やか錦織圭？？
・ステーキのどん グランドメニュー
http://www.steak-don.jp/menu/menu/book20150313_don/_SWF_Window.html
・外でずっと電話→サラダだけ食べたやつ
・スープバー、パンorライスは無料
・かいそーと行ったのはFriendly
・新歓アフター皆勤賞 Y.MとY.M
・後日ニーチェと行った食べ放題
・そら横からは歩くと遠いから会話がもたない人多数
・先輩３人、一回生９人の暗黒時代
