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ブスダウト



(※この記事は、著者たちの熱い思いが込められているため、非常に長い文となっております。ご覧になる際は、自分もブスダウトのプレーヤーになるんだという強い意志のもとにお読みください。また一部不適切な表現が含まれております。不愉快だと思われた方は、途中のご退室をおすすめいたします。)



ブスダウトとは、新世代の闇のゲームである。
ルールはいたってシンプル。

・まず女性の絵柄がのったトランプ(52枚それぞれが別の絵柄であれば最高)を用意する。
・次に、その52枚を人数分(2人以上)に分配する(これが手札となる)。
・そして、一人一枚ずつ手札から裏返しでカードを場に伏せていく。このとき、カードの数字やマークは全く関係がない。関係があるのは絵柄のみであり、ここが通常のダウトとは異なる点である。ポイントは、伏せるときに、その絵柄の女性を褒めながら出さなければならないことだ。
・この伏せるフェイズにおいて、伏せるプレイヤー以外のプレイヤーが何らかの違和感を感じたときは、すかさず「ダウト」を宣言し、伏せられたカードを表にする。
・表にされたカードの絵柄となっている女性がプレイヤー達の好みにそぐわない風貌であった場合、もしくは場にカードを伏せる際に放った褒め言葉がその女性の風貌にそぐわない(例:金髪の女性なのに黒髪を褒めた)場合、あるいはその両方が複合した場合において、「ダウト」が成立する。「ダウト」が成立すると、「ダウト」されたプレイヤーは場にあるカードを全て手札に加えなければならない。
・逆に、表にされたカードの絵柄となっている女性がプレイヤー達の好みの風貌であった場合、「ダウト」は不成立となり、「ダウト」と宣言したプレイヤーが場にあるカードを全て手札に加えなければならない
・その後再びカードを一枚ずつ場に伏せていくのだが、次に伏せるのは、「ダウト」成立不成立に関わらず、「ダウト」されたプレイヤーの次のプレイヤーからである。
・最終的に、自分の手札を0枚にすることが勝利条件である。

以上がスタンダードなルールである。もともとはやしこさんのご友人が考え出したゲームであり、N〇Bのメンバーがのっているトランプがその人物の手元にあったことからこのゲームが産声を上げた。そして、mj研によって様々な拡大解釈が行われていくのである。

mj研の皆も当初はこのゲームのことなど知る由もなかったが、メンバーのMがやしこさんからこのゲームの話を聞いたのが事の発端であった。Mはこのゲームに大いなる関心を抱き、近所のリサイクルショップでA〇Bのメンバーがのっているトランプを買ってきた。「これでブスダウトしようや!!!」
しかしこのトランプにはブスダウトを行うにあたって構造的欠陥を抱えていた。絵柄が約10種類しかなく、褒め言葉のバリエーションが少なくなってしまうである。その上、そのうち2種類ほどが集合写真であるため、ダウトの判定が異常にしにくいのであった。


そんなこんなで、しばらくMJ研内でブスダウトをすることは叶わなかったが、2015年スノボ合宿から状況が一変する。

スノボ合宿のため新潟のある温泉街に行った時のことである。旅館のゲームコーナーにて、紐の先に景品があり、紐をうまくはさんで引っ張り下ろすと景品がもらえるゲームがあった(UFOアラカルトというゲームらしい)。紐の先についていた景品は、「セクシートランプ」。lingerie姿の女性が表紙になっている箱入りのトランプであった。メンバーのNは思った。欲しい。すごく欲しい。その感情は「ブスダウトができるから」という思いに先立って生まれたものであったかもしれない。Nは述懐する。表紙に描かれたその流れるような曲線、肌の表面で主張するハイライト、ラインに沿って不規則にゆがんだ布の上の幾何学模様...。その全てがトランプを映す瞳を蠱惑した。熱病に冒されたかのようなよろめき、あるいはしたたかに飲み、酩酊したかのような感覚。そのトランプを欲する熱情はとめどなく溢れ、Nの脳を支配した。捕る。捕る。Nの指は無意識の内に、銀の硬貨を自らの表面に滑らせて、周りから熱を奪い去るような、冷たい鉄の入口に投げ入れていた。そして、何種類かあるセクシートランプの中から一つに狙いを定める。まずは1プレイだ。紐が少し下がる。景品は落ちない。大丈夫、一度で取れるとは思っていない。火照りと焦りをさますように、心の中でつぶやく。オーディエンスも集まりだす。指はまた硬貨を滑らせる。2プレイ目だ。紐が先ほどより下がる。景品は落ちない。慌てない。まだ慌てる時間じゃない。あと1プレイで紐が下がりきる。トランプにも手が届く。オーディエンスにも熱がまわる。まるでNの体から熱情が放射状に広がって、周りをその熱にあてていくような光景。捕る。捕れる。次で捕れる。指はまた硬貨を滑らせ...られない。...硬貨が切れていた。Nの財布にストックは200円しかなかったのだ。大丈夫、両替機がある。動いてない。...動く時間を過ぎていた。そのゲームコーナーの自販機は、夜遅くになると活動を停止するものだったのだ。Nの挑戦は終わりを告げた...

...かに見えた。目についたのはジュースの自動販売機。しめた。これでジュースを買えばお釣りで銀の硬貨が手に入る。心の中で誰かが呟く。”120円無駄になるんじゃね”...大丈夫。ちょうど喉も乾いている。120円は無駄じゃない。トランプを欲する熱が喉にも渇きを与えたのだ。自販機に向かう。...150円。観光地価格。...関係ない。止まらない。ここで止まれない。オーディエンスも待っている。もう1プレイでトランプが捕れる。あと、喉も乾いている。150円でも無駄じゃない。本当に喉が渇いているのだ。...そして吸い込まれる千円札、吐き出される硬貨達。あとジュース。足は一縷の無駄もなくゲーム機の前に運ばれる。時はきた。それだけだ。指は満を持して硬貨を滑らせた。3プレイ目だ。紐が下がる。下がりきる。そして...留め金から紐が外れる!歓喜の瞬間...!揺れるオーディエンス...!沸騰するNの脳...!まさに至福...!僥倖...!圧倒的勝利...!そしてNはその手にトランプを掴む...はずだった。しかしトランプが受け取り口にない。紐が機械に引っかかって取れていない。...緊急事態の発生だった。

フロントに行って取ってもらうことにした。しかし、時間は夜遅く。フロントが空いてる時間だとはいえ、さすがに申し訳ない。しかし、背に腹は代えられない。ここであきらめることの方があり得ないのだ。
「すみません。ゲームコーナーで景品が引っかかって取れなくなってしまいました」
フロントの方は快諾してくれた。
「只今係りの者を向かわせます」
しばしゲームコーナーで待機していると、係りの方が鍵を持って来られた。
「今開けますねー」
係りの方から発せられたその言葉は、天使の角笛のような響きをはらんでいた。ちなみに係りの方はおじさんであった。
「お願いもうしあげまぅす!!」
しかし...係りの方はなかなか開けるのに手こずっておられる。おそらく時間も時間だったので、担当者が不在でこの係りの方は臨時だったのだろう。申し訳ない気持ちと早くしてほしい気持ちが入り混じる一同。ひたすら待つ。
「開いた!」
逆側の扉が。引っかかった側の扉は依然として堅固に閉まったままだった。係りの方はおっしゃった。
「こっち開かないから開いた方の中から好きなの一つとってください」
しかし、開いた側にはセクシートランプがない...。
「いや、あの、これ(セクシートランプ)が欲しくて...」
「あっ、これ(セクシートランプ)がいいの!?」
「アッ、ハイ...シャス」
「そっかぁ、よし。じゃちょっと待っててくださいね........あ、やっと開いた。はい、どうぞ」
「アッ、アリアトヤス..」

この後衝撃の一言が係りの方から発せられた。
「おまけで好きなのこの中からもう一つあげますよ。どうぞ選んでください」

...神の思し召しである。NはメンバーのHに二つ目のセクシートランプを選ばせることにした。
「ほっ、本当ですかぁ!?H!どれがいい?」
「えぇー、これかなぁ」
こうしてNは二つのセクシートランプを手に入れ、これらを使ってブスダウトを行おうという運びになった。

中を開けてみてわかったことは、このトランプはブスダウトをやるのに最適であった、ということである。トランプの絵柄52枚の構成は、ジョーカーを含めて、全て違う女性であった。リサイクルショップに売っていた、A〇Bのクソトランプとは大違いである。おそらく、アメリカやカナダの雑誌の表紙を飾ったモデルたちのバックナンバー的なコンセプトで作られたものなのだろう。よって、絵柄の女性全てが万人の好みにそうような風貌の女性ではない。ブスダウトをするためにはこの上ない、理想のトランプである。絵柄の中には「ふざけてんのか?」と言いたくなるような個性的なファッションの女性もいて、欧米人の女性に対する考え方の深さを知ることができた。
この記事の下部にある関連項目のほとんどは、そのブ・・・、いえ、個性的な女性の方たちの俗称やあだ名である。

ほくほくした顔で、意気揚々と旅館の部屋にもどる。洗面所で歯を磨いているあらきちをよそに、さっそくGETしたトランプでもって、M、H、Nの三人で至高の遊戯「ブスダウト」が始まった・・・


「いやぁ、こういう人と付き合ってみたいわー」
「ブロンドの髪をなびかせる、絶世の美女」
「内からあふれ出る色気がトランプの絵になっててもわかる」

稚拙な言葉の数々ではあったが、各プレーヤーは自分が裏にして場に出すカードを褒めながら着実に手札を減らしていく。
あらきちはまだ歯を磨いている。

・・・ゲームが進んでいたとき、プレーヤーの一人が叫んだ

「ダウト!!!」


その場に緊張が走る。ダウトされたカードを出したプレーヤーの動揺が手に取るようにわかる。 あらきちは歯を磨いている。ダウトを宣言したプレーヤーが、思い切ってカードをめくると・・・

「ブスやないかい!!」


最低の表現である。まさに言葉のナイフである。あらきちが取り出しそうとしているのは糸ようじである。しかし、あくまで愚かな学生たちが考案した愚直な「深夜のノリ」ゲームだということで、何卒ご容赦いただきたい。

序盤のダウトの躊躇のため、積み上げられたカードの山をダウトされたプレーヤーが一人ですべて拾う・・・


「うわっ!!ブスばっかりじゃねえか!!」


ゴミである。ゴミくずである。男の風上にもおけないようなセリフを吐いた。あらきちは水道水で口をゆすいで吐いた。 (編集中)


関連項目

・宇宙家族ジェットソン

・教頭先生

・名倉やないか!

・清水ミチコ

・ケツが鋭角

・我愛羅(愛)

・私の歌を聴いて

・焦げたパン

・F.G.D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)

・鳩おばさん

・いも団子

・闇属性

・ダブルパンツ(ホームベース)

・ビデオテープ(衣装)
                             
                             ・【出典】カイジ




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